化学製品・工業製品に比べて、お手入れも大変。お値段だって安くはない。それでも、それを補って余りあるメリットがあります。
できた直後がいちばん美しく、時が経つにつれて汚れていく、化学製品に比べて、自然素材は時間が経つにつれて汚れても、キズがついても、どんどんいい味を出してきてくれます。
自然の素材の変化を愛しむことができる方にオススメします。
ビニルクロスや建材、塗料からの有害物質でシックハウスの問題が大きくなると、昔ながらの左官材料が見直されてきました。
最近は機能性をもった材料(珪藻土、火山灰)や、優れた機能性を持ちながら処分されていた材料(貝殻など)から「人や環境にやさしい」左官材が開発されています。
珪藻土珪藻土は、海や湖などに生息していた単細胞の植物性プラントンの死骸が体積してできた土層から採取されます。珪藻土の主成分は二酸化珪素で、単粒子は無数の孔が空いている多孔質であることから断熱・保温性のほかにも遮音性、吸水性、吸放湿性が高く、吸着性などの性能を発揮します。また、脱臭性、調湿性、結露しにくく、カビが生えにくい、ダニが発生しにくいといった効果も期待されています。
ほたて漆喰北海道噴火湾の名産「ほたて貝」の貝殻、石灰などから作られた100%自然素材の室内用左官塗り材です。
水産加工後の貝殻を再利用した、環境にも優しい素材です。ほたて貝特有の極細な穴(多孔質構造)が、湿度に併せて水分を吸ったり吐いたりする調湿効果により、結露を防ぎ、カビの繁殖やダニの発生を抑えます。
シラス(白州)シラスは、九州南部に広く分布する火山灰です。姶良カルデラの噴火によって2万2千年前に噴出してできたとされています。マグマの1000℃を超す温度によって自然焼成された完全無機質粉状の純天然セラミック物質なので、耐火性に優れています。結晶30%:非結晶70%で鉱物構成され、この非結晶部分が軽石状の多孔質状になっていることから、消臭性・調湿性に高い効果を発揮します。
桧無垢床材樹齢80年生の木曽桧の無垢一枚板を使用した床材。断熱・調湿機能に優れ、天然乾燥の後さらに除湿乾燥し、建材として最適な含水率15%以下を実現。
強度や耐久性が向上し、「反り」「割れ」「暴れ」がほとんどありません。
サイザル麻の床材熱帯地方に生息するヒガンバナ科の多年植物。メキシコ、タンザニア、ブラジル等で栽培されています。葉の部分に含まれる繊維が細身で強靭な特性なため、柔軟性と弾力性に優れています。床材には、繊維が長く光沢が特に優れた品を使用します。耐久性、吸排出性に優れ、汚れに強いなどが特徴です。
健康ひのき畳木曽ひのき、東濃ひのきを主要材料とする自然素材の製品です。ひのきの素材を活かし、室内の吸放湿、抗菌、防虫、森林浴などの効果が期待できます。また、ひのきチップを圧縮して縫製のみで固定しているので、接着剤などの化学物質や有害物質は一切使用していません。
コルタ畳(炭化コルク)コルタ畳は、薬剤処理を一切施していない国産の藁に、接着剤を使わず炭化コルクをはさみこんだ畳です。
畳本来が持つ優れた機能(断熱性や調湿性など)を失わず、薬剤を使わずにダニの抑制にも効果を発揮しています。
廃棄時も環境には悪影響を与えない配慮がされています。
リノリウムリノリウムは、亜麻仁油・松脂・顔料・木紛・コルク・麻布を原料とした天然素材によるシート床材です。製造工程において化学物質などを使っていなません。見た目はクッションフロアとほとんどかわりありませんが、材料である亜麻仁油のおかげで、強い抗菌効果があります。以前は病院でよく使われいたのですが、ビニル系の床材が普及し一時は姿をみなくなりました。最近、エコロジーな材料として話題を集めています。
油やロウ、樹脂、ゴム、塗料など水に溶けないものを溶かす有機化合物で、揮発しやすく工業的な用途に使われるものを「有機溶剤」と言います。
この有機溶剤は大変有害で、さまざまな健康被害を引き起こします。最近では、室内の塗装は有機溶剤を必要としない「水性塗料」を使うことがほとんどですが、アイ・シー・ジーではもう一歩踏み込んで「健康にいい」塗料をおすすめしています。
無公害塗料「オスモカラー」自然の植物油(ひまわり油、大豆油、アザミ油)と、自然の植物ワックスからできた無公害木材保護塗料です。
自然の植物油を幾度も精製し、不純物を取り除くオスモ独自の製法で、優れた耐久性を持っています。
無公害なので幼児向けの玩具や家具などの塗装にも安心して使用できます。
また、オスモカラーは含浸性の塗料なので、向無垢の木の呼吸を妨げず、調湿機能を損ないません。
柿渋ペイント柿渋は、タンニン濃度の高い柿渋液を、醤油等の食品と同様に微生物の働きで醗酵させ、長期熟成させた褐色の液体です。柿渋単独では外部に使用すると流れ落ちる恐れがあります。
この欠点を補った柿渋ペイントは、柿渋をベースに全て天然の顔料や植物油などを混合した耐久性・耐候性・撥水性のある水性塗料です。特に室内の化学物質を無害化する働きがあるので、環境に負荷をかけることはありません。
べんがらべんがらは酸化第二鉄を主成分とする安全な無機顔料です。
柿渋と混合して使用すると防水・防虫・防腐作用があります。
蜜ロウワックス耐久性、防水、防汚に優れた画期的天然ワックス。未晒し(無漂白)の蜜ロウと純正エゴマ油(無農薬)の二つの原料だけで作られた、内装の木材・竹・籐・コルクタイル用ワックスです。
植物と蜜蜂の力を借り、自然を活かし、職人達の技術で仕上げました。
匠の塗油一番しぼり「純正荏油(えあぶら)」がベースの100%植物油の内装用オイルフィニッシュ。
有害な石油系の化学物質、防腐剤、及び重金属などは一切含まず、ライフサイクルアセスメントを尊重した安心安全な塗油です。内装用、家具、幅木、廻り縁、内部建具、床板等に使え、深く浸透し、木目が際立ちます。
紙製のクロスには、水分を吸ったり吐いたりする調湿作用があり、結露ができにくい性質があります。また、燃えても有毒なガスを発生せず、そのまま廃棄しても土に還ります。 印刷等の同一模様の繰り返しではなく、自然の味わいがあり、ビニルクロスに比べて、反射した光がやわらかく感じます。
土佐和紙壁紙有毒な物質の放散がない自然壁紙です。水分を吸ったり放出したりする調湿性のほか、絡んだ紙の繊維と繊維の間に隙間があるので、通気性があります。
壁紙内側の水分を除き、カビの発生や腐るのを防ぎます。また、隙間の空気の存在により保温性もあります。
和紙壁紙「月桃紙」月桃は、亜熱帯に群生するショウガ科の植物です。月桃の茎より繊維を取り出し、パルプ化したものが月桃紙です。
天然素材ならではの色調と素材感に加え、耐久性・調湿性・通気性があります。月桃紙表面に樹脂加工を施すと、撥水・防汚性が付加されます。
塗装用下地壁紙 ルナファーザーヨーロッパで100年以上にわたり、今日までずっと愛用されているルナファーザーは、紙のパターンと好きな色の組み合わせでお部屋のインテリアを思いのままに演出できます。また、自然素材のもつ通気性や透湿性に優れた性質が結露やカビの発生をおさえます。メンテナンスやリフォームはそのまま上から塗り重ねるだけでOK。他の色に塗り替えることも可能です。最塗装は10回程度できるため、長期のわたり張替えることなく使用できます。
VOC対策壁紙厚生労働省が室内空気汚染のガイドラインで定めているホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、トルエンなど13指定物質を原材料も使用しないこと。そして、その他のVOC成分(揮発性有機化合物)を最小限にする努力によって、残留VOCの放散を大幅に削減した壁紙です。